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2013年09月26日

冨田 治子さんの絵織り作品展

冨田 治子さんの絵織り作品展に行ってきました。
(白馬「ギャラリー八方ぶらんしぇ」で9月1〜29日まで。)

地元の方には、白馬五竜のペンション峰絵詩(ポエジー)の奥さんと
言った方がピンと来る方が多いでしょう。

作品点数は40数点ほど。手作りの絵織り作品が、大作を含めてこれ
だけ展示されているのにまずビックリします。

雄大な白馬の自然風景、庭の花や木立といったものが題材になって
います。11年ほど前に水彩画の基礎を学び直されて、個展では水彩
画の作品とその絵織り作品が並べて展示されています。


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CIMG9168s.JPG

原画になっている水彩もなかなかの大作なのに、それを元に絵織り
作品を作り、紅葉のグラデュエイションや雪山、冬の青木湖を幻想的に
描いたり、いろいろなモチーフが縦糸と横糸によって浮き上がるように
表現されていて、ギャラリー内を何度も回って見入ってしまいました。


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枝の曲線を生かしたキャンバスの「月の光」「木々」「かたくり」「リンゴ園」なども、
写実的なものからメルヘン的な作品まで、心が和むような作品が多くて眼を瞠り
ました。

CIMG9150s.JPG

「織物で絵を書く」と言っても、ふつうは実感が湧きませんが、こんなふうに出来
るんですね。よほどの集中力と持続力、それに、織物を愛する気持ちが根底に
なければ、これだけの作品を作ることは不可能だと思いました。

また、作品の一点一点に使われている額が個性的で、完成度の高いものであ
ることに、初めて見られ方はビックリしたでしょうね。

私たち白馬五竜に住んでいるものはよくご存知の、手作り家具、ステンドグラス
などの製作をやっておられる峰絵詩のオーナー、冨田勝司さんの手作りです。
絵織り作品は、ひとつひとつが個性的で完成度の高いものと言えますが、優しい
風合い(もちろん素材はすべて天然木です)で作品をしっかり支えている「額」が
さらに作品の存在感を高めているのでしょうね。

個展はもう間もなく終ってしまいますが、下記のリンクには冨田 治子さんの絵織り
作品の製造過程を含めて、詳細な画像が記録されています。ご関心を持たれた方は
ぜひご覧になってください。

http://www.hakuba-kibou.com/haruko-eori/index.htm

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